2012年5月4日金曜日

フィギュアスケートグランプリシリーズについての質問です。今年から、3回出場す...

フィギュアスケートグランプリシリーズについての質問です。今年から、3回出場する選手がいますが、どの大会でのポイント合計でファイナル出場が決定するのでしょうか?

昨年のトップ6の選手が3回出場できると聞きました。そうなると、2大会の得点で、ファイナルの出場が決定する大会なのに、3回出る選手は、最初と2回目のポイントだけを使うことになるのでしょうか?イタリアのカロリーナ・コストナー選手は2大会目でファイナル進出決定していますが、今回3回目となるフランス大会に出場し、2位になりました。この得点は加算されないという事ですよね。では、3回出る意義はあるのでしょうか?どなたかご存知のかた、教えて下さい。







カロリーナ・コストナー選手は、アメリカ大会で2位=13ポイント、中国大会で1位=15ポイントとなり、この時点で暫定でファイナル進出を決めましたが、その後、フランス大会で2位=13ポイントとなりました。アメリカ大会とフランス大会では、ポイントは同じですが、フランス大会の方が得点で上回りますので、最終的には中国大会とフランス大会のポイントが採用されました。

(カロリーナ・コストナー選手の場合は2大会のみでファイナル進出をクリアしてしまったので、3大会目は不要かもしれませんが、ペナルティーがあるので、あらかじめ予約した大会を欠場することは出来ません)



カロリーナ・コストナー選手の成績

アメリカ大会

2位=13ポイント:得点=177.35(SP=60.23、FS=117.12)

中国大会

●1位=15ポイント:得点=182.14(SP=61.88、FS=120.26)

フランス大会

●2位=13ポイント:得点=179.32(SP=59.70、FS=119.62)



今シーズンから、世界選手権で6位までの上位の成績の選手は3大会まで出場できるようにしたのは、出来るだけ多くの試合にトップ選手を出場させるとともにトップ選手のファイナル落選のリスクを減らすISUの営業政策です。



得点によってではなくではなく、大会ごとの順位によって、ファイナル進出を決めるグラン・プリ・シリーズはもともと出場大会によって運不運のある競技会なのです。 トリノ・オリンピックの直前の2005年のグラン・プリ・シリーズの時は、荒川選手は、2大会の合計得点では全出場選手の中で3番目の高得点であったにも拘らず、ファイナル(6人)に進出できませんでした。(ただし、2005年の世界選手権で荒川選手は9位でしたので、今季のような上位6位までの条件ではやはり3回の出場はできません)



この時、の荒川選手の出場大会と順位

中国大会

1位: イリーナ・スルツカヤ選手

2位: 浅田真央選手

3位: 荒川静香選手

フランス大会

1位: 浅田真央選手

2位: サーシャ・コーエン選手

3位: 荒川静香選手



2005年ファイナル出場者のポイントと得点(当時のポイント配分は現在とはかなり異なります)

・イリーナスルツカヤ:ポイント=24、得点=394.18

・浅田真央:ポイント=21、得点=359.12

・アリッサシズニー:ポイント=21、得点=327.62

・中野友加里:ポイント=19、得点=308.2

・エレーナソコロワ:ポイント=15、得点=315.51

・安藤美姫:ポイント=14、得点=326.64



(荒川静香:ポイント=14、得点=346.90)



トップ選手の3大会出場は、ボーダーラインにいる選手にとっては若干厳しいですが、トップ選手を極力、出場させることでGPシリーズおよびGPファイナルを単にお祭り大会に終わらせず権威ある大会に高める点で意義はあると思います。








3試合のうち、成績のよい2試合のポイントを合計することが出来ます。

もともとワールド6位以内の選手が3試合出られるので、その選手が3試合でるとなると、ほぼファイナル出場は決定的でしょう。

でも、体力的に調整もしんどいと思います。特にベテランには。

ただ、出ますと言ったからには、怪我などの理由がなしに欠場すると、ペナルティが課されるということなので、出ざるをえないのでしょう。

私は、若い選手に出場枠を広げた方が、選手にとっても観客にとっても、良いと思っています。







今シーズンから始まった試みなのですが、個人的にはあまりいいとは思いません



エリック杯のコストナー選手、あまり熱意を感じませんでしたし、仮にワールド上位6選手が3試合でると仮定すると、どの試合も同じメンツで飽きます



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